10. ヨーロッパやアメリカのりすは、人が近づいても気にしませんが、日本のリスは逃げてしまうのは何でですか?
[st-kaiwa2]【回答(矢竹)】リスは昔、毛皮を取るために捕られていました。特に第二次世界大戦の頃に兵隊の防寒用に多く捕られたそうです。
その後はその必要性もなくなり、捕られる数も少なくなっていき、
1994年から捕獲が禁止になりましたが、こんな過去の記憶がリスに残っているのでしょうか?
リスが手から餌を取っていったら嬉しい気もしますが、 リスは野生動物、ペットではありません。
自然の中で自分で餌を取って生活しています。 あまりヒトの与える餌に頼ってはリスに良くないこともあるかもしれません。
アメリカでは、あまりにもリスがヒトの近く、街中でも生息していて, ヒトへ病気をうつすこともあり、嫌う人もいるそうです。
いずれにしても少し離れたところからリスを見守ることにしましょう。[/st-kaiwa2] [st-kaiwa2]リスについての補足: ここで紹介したニホンリス以外に、
日本ではキタリス(エゾリス)、シマリス、クリハラリス(タイワンリス)がいます。
キタリスとシマリスは北海道にしかいません。
クリハラリスは東南アジアや台湾などにいて、元々は日本にはいなかったリスです。
鎌倉などで「リス」として有名ですが、増えすぎて木や果物に被害を出して問題となっています。
皆さんがリスを見つけた時にひょっとして、それはニホンリスではなくクリハラリスかもしれません。
その見分け方は、ニホンリスはお腹が白い・冬は耳先にフサ毛が生える⇔クリハラリスはお腹も背中と同じ灰色っぽい茶色・フサ毛はない。[/st-kaiwa2]
11. ヤマネは赤い光を感じないと本で読んだのですが、なんでですか。
[st-kaiwa1]【回答(湊)】リスは昼間に活動し、ヤマネは夜、動きます。ツバメは、昼間、コウモリは 夜に活動します。
同じ場所で生きていても 光は、虹となり赤や青などの色に分かれます。
つまり、光には赤色や青色などの 光が含まれているのです。赤は波長が長く、青は波長が短いのです。
紫外線は青色い の光よりさらに波長は短いのです。 動物は、動物の種により見える波長と見なえい波長があります。
上記の紫外線は、人は紫外線よけにクリームをぬりますが、人は、紫外線の存在は 理解していますが、見ることはできません。
ところが、モンシロチョウは、紫外線が 見えるのです。モンシロチョウは紫外線を使って雄と雌を見分けています。
これからも動物の種によって見える光と見えない光があることがわかります。
そして、赤い光(波長)は、人には見えますが ヤマネにはあまりよく見えない光なのです。[/st-kaiwa1]
12. ヤマネは、巣を作るときスギの木ではなくても巣を作りますか?
[st-kaiwa1]【回答(湊)】ヤマネは、ヤマブドウなどの皮やコケなども巣材に用います。[/st-kaiwa1]13. ヤマネは何がきっかけで冬眠から目覚めますか?
[st-kaiwa1]【回答(湊)】平均気温が、約9度まで上がってくると冬眠から覚めてきます。しかし、これも冬に食べものがある森なのか、ない森により 異なってくる可能性があります。
今後の研究テーマです。[/st-kaiwa1]
14. ヤマネを一年に何回くらい見ましたか?
[st-kaiwa1]【回答(湊)】野生では5回ほどです。ただ、継続して追跡する個体のほかにです。[/st-kaiwa1]15, やまねが群れにならないのはなぜですか。
[st-kaiwa1]【回答(湊)】暮らし方が原因と思います。同じ小さな哺乳類でも決まった場所にいる地リスの仲間は、 集団で暮らすことで、
外敵に共同で立ち向かい、巣の近くで食べものを得ています。
しかし、ヤマネは、決まった場所をもたず、食べ物も同じ場所に豊にはないので
森をいききしながら暮らしています。
ですから、集団では生きていけないと思われます。[/st-kaiwa1]
